(1)固体表面上における1次元、2次元ネットワークの構造安定性と電子状態、諸物性

   ・原子ワイヤ(Au, Agワイヤの構造、電気伝導、磁性アトミックワイヤなど)

   ・Si(111)-4x1 In表面の擬1次元的な電子状態

   ・Dibenzo-18-crown-6分子の1次元重合構造とアルカリ原子捕捉のメカニズム

   ・2次元C60の重合反応のbistability

   ・2次元C60の物性制御〜電気伝導率制御とそのデバイスへの応用

   ・BNCグラフェンリボンの電子状態〜磁性元素を用いないナノスケール磁石

(2)第一原理計算を用いた原子レベルの表面ひずみ・表面応力解析

   ・表面ひずみを利用した低次元ナノ構造作製の理論

(3)静電場中のナノマテリアルの電子状態計算

   ・局所誘電率の評価手法開発

   ・電場による原子操作の理論

(4)ナノデバイス

   ・CMOSゲート酸化膜の誘電率、トンネル特性評価

   ・シリサイド超薄膜の物性と構造安定性

   ・第一原理計算手法を駆使したhigh-k物質開発

   ・2重量子ドットの電子相関とスピン結合評価〜量子コンピュータの基礎素子

(5)アトムクラフトの原子論、電子論的アプローチ

   ・特にSi, GaAs表面上における新奇物質の創製

      #未知物質、構造体の物性予測

      #STMによる構造制御のメカニズムの解明

(6)半導体表面上における結晶成長素過程の解明、半導体ヘテロ構造の電子論

   ・InAs/GaAs{111}系における特異な歪緩和機構

   ・GaAs{111}A,B表面上におけるZnSeの結晶成長メカニズムの解明と結晶形制御

   ・Si(113)表面上のGeの成長

   ・Si/SiO2/Si超格子の構造と電子状態

(7)半導体表面電気伝導のミクロスコピック描像

   ・有限要素法による表面電気伝導異方性の解析

(8)上記、各対象を明らかにするための手法開発など

   ・ノルム保存/非保存擬ポテンシャルを用いたに第一原理計算(密度汎関数法)

   ・相対論の効果、電子相関の効果、LDA+U<、GW近似/P>

   ・電場をハミルトニアンに組み込んだ第一原理計算手法の開発

   ・量子モンテカルロ法プログラムの開発

   ・遺伝的アルゴリズムの構造最適化問題への適用




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Last modified: November 29, 2002